2010年11月19日金曜日

ことばで伝える

穴あけパンチ。

ブログのデザインを変更しました。
やっぱり写真とか強い印象のあるものが背景だとすぐ飽きるし、色に引っ張られるから文章が湿っぽくなりがちだ。
自分にはシンプルがいちばん。
まっさらな紙に絵を描きたくなるのと同じ。

絵って描いてないと止まるなあ。
最近は仕事や友達に描く絵やなんかが増えたから、また新たに成長している感があるけど、
就職して数年間、絵を描くことが趣味だなんて言えるのかなーってくらいに描いてなかったら、以前描いたものと同じか、ひどい時はそれ以下の出来だったりした。

さてお仕事の話…というよりは日記に近いけど。


最近のお仕事で、ある商品の第二・三弾を作るにあたり、届いた「お客様アンケート」(商品に付属しているやつ)をクライアントさんに見せてもらう機会がありました。

それでびっくりしたのは、こういうハガキ一枚一枚を、クライアントさん(結構大手)がきちんと読んでいること。
自分が消費者側の時は、こんなハガキ1枚なんて、出してもどうせ誰も読まないんだろなーと思って、すぐ捨てていた。
でも、ちゃんと次の商品の参考にしているんだなあってわかって、ちょっと嬉しかった。

そういえばわざわざ声を届けたいと思うのって、よっぽど感激したときか、クレームつけたい時しかないなあと。
もっとこんなのがほしいとかこうだったらいいっていうのは、もっと伝えたほうがいいんだなあ。

それって日常のコミュニケーションでも言えるな、て思った。
勝手に相手の考えてることを推測して勝手に落ちたり憤ったりするのは自分の悪い癖。
言葉にして伝えないとわからないんです。

けどその伝え方っていうのもまた重要で。
自分にとっての常識や言葉のニュアンスって、相手にとっては意味がわからないなんてことよくある。
逆もまた然りで、少ない言葉だけで、こうなんじゃないかって解釈してしまうのもあまりよくない。
これはメールやTwitterなどのサービスが広がって実感したこと。
思ったよりも、文字は誤解されやすい。
思ったよりも、そのときの自分の心情に左右される。

「この文面じゃこうともとれるし、こうとられちゃうとまずいな」って考えて、なるべくリスク回避をすることがすごく大事。
文字で誤解を生むと、その弁解のための文章で、またさらに誤解を重ねてしまうこともよくある。
だから説明が難しい場合や誤解を生んでしまった場合は、電話しちゃったほうが早い。
ああすればよかったこうすればよかった、とか悩んでる時間があったら直に喋っちゃった方が楽なんです。

難しいけど、言葉の面白いところでもあるので、
だからこそ、いいなと思った言葉は留めておきたいし、できるだけ素敵な言葉を紡いでいきたいなと思っています。

…とかいう前に、まず語彙の貧困さをどうにかしたらどうかね、私。

だから本を読むってすごく大事なこと。
友人に非常に素晴らしい感性の持ち主がいて、その子の紡ぐ言葉はいつも目からウロコなくらい綺麗だったりウィットに富んでいたり深かったり、歩く本棚のようです。

…本棚?違うなあ。もっと綺麗でかわいくて素敵な形容の仕方はないものか。ああ語彙が貧困で困っちゃう。

そして文章も支離滅裂で困っちゃう。

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