2011年3月5日土曜日

空気感

赤坂の裏手にあるお店。ランチがおいしいです。


 

「基準値」の話。
普段みているものが基準になるのは当たり前なんだけど、
たまにそれが怖いなと思うことがある。
例えば、普段よく雑誌を読んでいるけれど、
それは「本」という形を通してのもので、写真で見ているモデルの体型が頭の中で当たり前になってるから、
撮影現場でほんもののモデルさんがどんなに顔がちっちゃくてスタイルが良くても、写真に納まると普通に見えてしまうのがこわい。
「画」としての物体になってしまう。
その人が話す空気感だったり感覚だったりというものは、実際に会わないとわからないし、全くの別物になってしまうんだなあ。

ただそのぶん、実際に会って素とか本音が見えた時は嬉しい。
写真にうつらない一面。誰かの作った認識ではない部分。

もちろん、喋ったら残念、てこともあるわけだけれど(笑)。


「マイブーム」の話。
すごい勢いでブームが来ると、それと同じだけの早さで熱が引くのも早い。
だからたとえば何かの曲が大好きになりすぎて毎日のように繰り返し聴いていたりすると、
波が去った時にしばらくぱったりと聴かなくなる。
好きは好きのままだけど。
あの「飽きる」瞬間がいつも怖い。
エネルギーを注ぎすぎると反作用が起こるのかな。

一気に気持ちが高まるあの勢いも大好きだけど、
今までそんな感じで突っ走ってきてばかりだったから、
最近は「何気ない時間」の大切さや幸せが漸くわかるようになってきた。
こういう感じでちょっとずつ見つけていけるんだろうな。
これも走ってきたからわかることであって、それはそれですごくたのしい。

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