2012年5月4日金曜日

ユベール・ロベール展

 友達にもらった箸置き
 かわいい

本日は、国立西洋美術館にて、
ユベール・ロベール展を見てきました。




廃墟の画家ということで
世界観がとてもファンタジーだったのですごく素敵でした。

その空間を捉える能力から、「国王の庭園デザイナー」の称号を得るなど
世間ではとても名の知れた画家だったようです。

パトロンを見つけないと生計を立てていくことなんてとても無理!な時代の成功例というか、
彼のことをお気に入りにしていた貴族や富裕層の
多大なる恩恵を受けていた画家のうちの1人だったようです。

展示は、その色からフランス語で"血"を意味する言葉から取った
「サンギーヌ」という赤いチョークで描かれた素描から始まります。
ロベールの絵ばかりでなく、関連する人物たちの絵も同時に何点か展示してありました。

展示を見て行くうちに思ったのですが、私はやはり光が綺麗に描かれた絵に惹かれるのだなあとわかりました。
素描も素晴らしいけれども、油彩で描かれた明暗のコントラストがはっきりと描かれた絵がやはり美しい。
どうも現実の風景を描くだけではなく、空想上のモチーフを追加したり
全くの想像上の風景を描いたりもしていたようです。
ファンタジーじゃないか!!(きらきら

しかし、その油彩の絵のなかにあった
「羊飼いの礼拝」というタイトルの、天使の顔に直接羽が生えて飛んでいたものはなんだったんだろう
あれはちょっとこわかった。単純に。

あと仕事上どうしても見てしまうのですが
グッズがなんだかあまりにあまりでした
お土産品にしてももう少しなんかやりようがあったんでないかなーっていう…
商品の置き方も分かり辛かったしなー
参考になりました。

光を描くといえば、フェルメールなんてもう大好きです。
とか言ってたらなんかフェルメール・センター銀座というところで7月22日までやっているそうだから
時間を見つけて見に行こうと思います。


また、今回、個人的に俺特状態だったのが
企画展のチケットで、常設展も見られたこと。
実は常設展にはあまり興味が無いので、そのまま帰るつもりだったのですが
ロベールを見終わって出て来ると、
『ピラネージ 「牢獄」展』開催中のポスターが…!!

ピラネージはロベールともかなり関連があるようで、
ロベールの絵の展示の中にも何度か登場してきていました。
"牢獄"という文字とこのビジュアルにノックアウトされたので
見ないわけにはいかんだろう!!と、お金を払ってでも見て帰ろうと思っていたら
常設展の中にあるとのことで
涼しい顔のまま、心の中で小躍りしました。

入ってみてわかったのですが、
国立西洋美術館の常設展の会場って、ものすごく広いんですね。
びっくりしました。お得感あったけど。
一瞬「本当にこの中にあるのか?」と疑いたくなる広さでした。

ピラネージは18世紀イタリアを代表する版画家だったそうです。
牢獄をテーマにしてはいましたが、そこにストーリーや意味をもたせるというよりは
空間の捉え方や建築技術に関するものを描いていたようで
おどろおどろしいようなものはほとんど描かれていませんでした(ちょっと拍子抜け)。

しかしエッチングの独特の線の感じは力強くてかっこいいし
小学生の頃図書室で読んだ海外のファンタジーなお話の挿絵を思い出して、
とても面白かったです。


しかしGW中の上野駅はカオスでした
開館直後くらいに行ってよかったです
やはりイベント系は朝早く行くに限る。。

ででーん
二匹でした

かわいい。

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